条件反射制御法とは
詳しくは以下のサイトを参照
下総精神医療センターの「ヒトの行動原理と条件反射制御法」
https://shimofusa.hosp.go.jp/training/riron/hitonokoudougenri_joukenhanshaseigyohou.html
2014年11月28日
研究会「条件反射制御法と刑法改正」平井愼二
https://www.jnpc.or.jp/archive/conferences/29704/report/
(記者会見の動画もこのリンクがついており、条件反射制御法の理論的な解説もある。難解に感じられるかもしれないが・・・)
ただし、かなり難解なので、私なりの解釈を書く。
私が受けた条件反射制御法
下総精神医療センターに入院。条件反射制御法による治療を受ける。
退院後も治療(維持作業というもの)を続け、約1ヶ月に1回、下総精神医療センター通院中。
条件反射制御法は、下総精神医療センターの平井愼二医師が考案したものである。
詳細はhttps://shimofusa.hosp.go.jp/training/riron/hitonokoudougenri_joukenhanshaseigyohou.html を参照
少し難解かもしれないので、以下に私なりの解釈を書く。
大きく4つのステージがある。
1 制御刺激(おまじない)ステージ
2 擬似ステージ
3 想像ステージ
4 維持ステージ
1の後に2を始める(1と2を並行する)、2の後に3を始める(1と2と3を並行する)。
4は退院後に継続する治療であり、1と2と3をそれぞれの生活に合わせて時間や量を調整して行う。
私は現在4を継続している。
1制御刺激(おまじない)
制御刺激は通称でおまじないと呼ばれている。
ある特定の動作( XXX)と言葉( YYY)を組み合わせてたものである。
2擬似
自身の問題行動を、可能な限り状況や物品を再現して、行うものである。
問題行動をすると脳に快楽(「報酬」と呼ぶ)が与えられるが、この擬似作業を行っても脳は報酬を得られない。
行動をしても脳が報酬を得られないことを、「空振り」と呼ぶ。
空振りを繰り返すことによって、脳はその行動をしても無駄であり、むしろマイナスであると感じるようになる。
その空振りを繰り返し繰り返し行うことで、脳に空振り体験を徹底的に植え付ける。
そもそも、問題行動は脳がそれによって報酬を得た経験があるから、繰り返してしまうのである。(詳細は、>>>>を参照)
実施日時、何回目の擬似か(累積回数)を記録する。
擬似をする前の、自分の心の状態(やりたいか、ワクワクするか、苦しいかなど)、体の状態(喉がすぼむ、頭が痛い、など)を記録する。
実施した後の、心の状態、体の状態を記録する。
10の倍数の回では、問題行動を最後まで擬似として行わず、「中断」する。(詳細は、NNNNを参照)
3 想像
問題行動をするところを頭の中で想像するのである、そして行為が終わった後に、やっても無駄だったということも想像して終わる。
擬似はその問題行動をする部分だけを再現するもの(短時間の部分)であるが、想像では朝起床してから問題行動をして空振りするところまでの長い時間を想像する。
そして、目に見えたものや人、聞こえた音、匂い、感触などを、1回の想像につき20個書き出す。(キーワードの書き出し)
実施日時、何回目の擬似か(累積回数)を記録する。
いつの問題行動について想像(思い出し)するのかを記録する。(例えば、高校生の冬に学校の近くのコンビニで万引きした時のこと、など)
擬似をする前の、自分の心の状態(やりたいか、ワクワクするか、苦しいかなど)、体の状態(喉がすぼむ、頭が痛い、など)を記録する。
実施した後の、心の状態、体の状態を記録する。
10の倍数の回では、問題行動を最後まで擬似として行わず、「中断」する。(詳細は、NNNNを参照)
4 維持
おまじない、擬似、想像を退院後も続ける。(退院前1週間くらいから維持をする)
上記の他に、読み返し(よかったこと、辛かったこと)、短時間内観、1日の最大の出来事を思い出して完結(1行程度)で書く、などを毎日行う。
私の場合には、毎日維持作業で1.5時間から2時間くらいかかっている。大変だし時間もかかるが、脳の状態が悪くならないためにとても大切で必要な作業であるという認識である。
治療の感想
感想や感じた効果
制御刺激(おまじない)
おまじないの感想
擬似
擬似の感想
想像
想像の感想
読み返し(良かったこと、辛かったこと)
読み返しの感想
内観
内観の感想
社会内擬似(試験外出して実店舗で擬似)
社会内擬似の感想
維持
維持の感想